お前は加害者

 この快適な生活を、1秒たりとも手放さずに

世界を良くしようなんて。

そんな甘い夢は、もう捨てるべきだ。

私たちの手の中にある「便利」の裏側で、

いったいどれほどの悲鳴が揉み消されているのだろう。

足元の土で息づく、名もなき微生物たち。

光の届かない海の底で、静かに命を繋ぐ者たち。

深い森の奥で寄り添い合う、無数の植物や動物たち。

彼らの声に耳を澄ませるべき時間は、もうとっくに過ぎてしまった。

私たちの底なしの貪欲さと、あまりにも残酷な身勝手さによって、

今日もまた、この星からいくつもの命が、音もなく永遠に姿を消している。

それなのに、私たちはなんて滑稽なのだろう。

目があり、鼻があり、口がある。

幼い頃から絵本やテレビで刷り込まれてきた、

「キャラクターのように愛くるしい動物」にだけ、私たちは声を上げる。

見えない場所で起きている生態系の崩壊には目を伏せ、

自分たちに似た姿の、感情移入しやすい命だけを救おうとする。

それは本当の愛なのだろうか。

それとも、ただの自己満足なのだろうか。

本当は、誰もが心の奥底で気づいているはずだ。

森を切り拓いた家に住み、

毎日たくさんの汚れた水を排水溝へと流し込み、

無数のプラスチックを身にまとい、使い捨てていく。

自分たちの何気ない日常が、どれほど確実にこの地球を破壊しているかを。

地球が熱を帯び、気候が狂い、命の網の目が崩れ落ちていく。

その引き金を引いているのは、他でもない私たち自身だ。

それでも私たちは、自分が「加害者」であるという事実から逃げ続けている。

誰かのせいにして、綺麗な言葉を並べて。

奪うことの上に成り立つ「快適」など、もう終わりにしなければならない。

自分が加害者であることを、その両手でどれほどの命を奪ってきたかを、

まっすぐに認めること。

絶望的な痛みを伴うその覚悟を持った時、

初めて私たちは、この星と向き合うことができるのだ。

#環境問題 #気候変動 #生物多様性 #地球温暖化 #動物愛護 #命の尊さ #加害者

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