緑の沈黙
愛らしい瞳が潤むとき
私たちは駆け寄り、その手を差し伸べる
温かな鼓動を守ることは
この上なく尊い、優しい祈り
けれど
その命が踊る舞台が
音もなく、静かに崩れ去っていることに
どれほどの人が気づいているだろうか
枝葉が呼吸を止め
土が渇き、森がその輪郭を失うとき
そこには声なき絶滅の連鎖が
ただ静寂として横たわっている
「あの子」を救いたいという願いと
「森」が消えゆくという現実
その二つの道は、本当は一本の道なのに
私たちはまだ、分断された地図を歩いている
木々を愛でることは
空を仰ぐことは
そこに生きるすべての命の、源流を守ること
目に見える愛しさの先へ
その命を繋ぐ、深い緑の静寂へ
どうか、想いを馳せてほしい
舞台がなければ、劇は終わる
森がなければ、命は行き場を失う
守るべきは、個別の温もりだけでなく
その温もりを抱きしめる
この地球という、大きな大きなゆりかごなのだから
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